レコーディング日。
歌入れしたりピアノを弾いたりエレキやアコギを弾いて
閃いた音や演奏を足したり引いたり。
ここ数年で一番ノれてる。その調子だ。
ところで歌録りが終わって後片付けをしてたら19才くらいに録音したデモテープがでてきた。よく聴いてみると、初めて4トラックカセットMTRを買った頃に友人、三瓶哲也くん、彼に歌ってもらった最初のデモテープだ。
後に彼と組んで最初の音楽活動を始めることになるんだけど、いままで僕が組んだ中では彼が最高の歌い手だったな。地声の良さっていうか、レコードに乗る声っていうか。これがひょっとしたら生まれ持った才能ってやつなんだなと初めて思ったよ。彼と音楽活動するなら僕はメインボーカルを譲っていいと思ったから。そんなことを思わせてくれたのは後にも先にも彼1人しかいない。
後に彼は公務員になって地元に戻ることになったのでそこで活動終了となったが、もし彼が音楽活動を続けていたら日本でも最高の歌い手になっただろうと僕は今でも思っている。
そんな中で彼と一番最初にレコーディングした曲が「あの素晴らしい愛をもう1度」という曲。たしか彼が最近覚えたばかりの曲でこれを歌いたいといって決まったんだっけな。けど僕はこの曲をその当時は知らなかったので 笑、本に載ってたコードだけ見せてもらって、アレンジとピアノ、エレキギターは僕がやった。そしてアコギと歌は彼にやってもらった。
そして彼は生まれて初めてのレコーディングでかなり緊張しながらも最高のテイクを残してくれた。たしかテイク1か2くらいのものかな。19才のしかも人生初レコーディングでこれだけ歌えればたいしたもんだ。